浅瀬にて、酔いどれて。

暮らしの小言です。

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

まじないとまばら。

「嫌な夢ばかりみる」 数日前にそう綴った。 嫌な夢というものは、目が覚めても頭に残ってしまうもので。 起き抜けに煙草を吸いながら、夢をなぞり返すことが日課になってきている。 以前、友人が夢日記なるものを書いていた。 それを聞いた別の友人が「夢を…

3EQE

最近は、毎晩嫌な夢をみる。 覆面の大男に追われたり、脇腹に刃物を突き立てられたり。 所謂、怖い夢ではないのだけれど。 友人や、恋人や。 もう会えない人達ばかりが出てくる。 「夢で逢えたら」 詩の上でよく見かける言葉。 目が覚める度に、もう会えない…

CRANKY

雨は、昼頃に雪になった。 「街を撫でてほしい」 昨夜、そう雪に願ったはずなのだが。 「撫でる」というには、些か力の加減が出来ていないようだった。 機嫌が悪そうな風に乗ったそれは、斜め上から勢いよく街にぶつかっていった。 窓から手を伸ばして触れて…

番傘に積もる。

「明日、雪降るってよ」 口調は定かではないが、ラジオからそんなような声が聞こえた。 気になって調べてみれば、確かに降雪の予報が出ていた。 思えば一月も半ばを過ぎて。 これがライブなら、全く頭に入らない土地いじりのトークが始まりそう頃だ。 年齢を…

CHARMY MAGICA

欠伸をしている間に、年が明けていた。 あけましておめでとうございます。 何通かの年賀状が郵便受けに投げ入れられていたこと以外、年始らしい出来事はなかった。 とくに、変わらない平日を繰り返している。 限った話ではなくて、いつだってそうなのだけれ…