浅瀬にて、酔いどれて。

暮らしの小言です。

2021-01-01から1年間の記事一覧

犬について。

歩みを支えた鼻緒が切れかけていた。 まだ、夜を帰さない風が吹いて。 見慣れた帰路。 指を鳴らして構える桜に、平日の陽が座っていた。 尾を振って追い駆ける好意。遂行の日を、膝を揺すって待つ計画。 傷のない耳垂で計った体温。 意に介さない風貌で、憂…

遠吠え。

荒れた肌に、指に。 忙しく過ぎる暮らしが染みて。 痛覚にちょっかいを出すこの頃。 暮らしや、吸い込んだ酸素に蔓延る憂鬱と戦っていた期節は過ぎて。 眼前の敵は、仕事から来るそれらだ。 計画を立てて、好意を募らせて。 待ち望み、忍ぶ日々の所為で。 計…

窓。

寒さや、酩酊や、好意に振り回されている間に。いつの間にか年が明けていた。 こんばんは。 中吉の酔っぱらいです。 一月の尾は遠く。 二月の瞬きに息を呑むこの頃。 今年は、楽しいことを沢山したいな。 今は、仕事が全体的に「おばか」過ぎてどうしようも…