浅瀬にて、酔いどれて。

暮らしの小言です。

本当のことを話せば。

一睡もせずに、酒を飲み続けていたせいか。

開けっ放しの窓から忍び込む風に、梅雨前によく漂う匂いを感じたせいか。

珍しく太陽がやる気を出していたせいか。

はたまた、単に気のせいか。

 

今日は、とても気分が良い。

 

アジアの純真を口ずさむくらいには、気分が良かった。

 

ウイルスも遊んでそうな、澄んだ空気が街を包んでいた。

 

 

僕は、好きな女性のタイプを聞かれたときにはいつも「映画ソラニンの冒頭で、歯ブラシでじゃがいもを啄いているときの宮崎あおい」と答えていた。

 

二割の相手が頷き、三割の相手が「どのシーンだ?」と映画を回想し、五割の相手が少し引きながら話題を変えようとする。

 

「分かる人には分かる」の丁度良い所かな、と思ってそう答えてきた。

実際に、とても好きだ。

 

でも、本当のことを話せば。

彼女が一番ではない。

 

宮崎あおいはあくまでも表向き。

大衆の目を向けさせる為のフェイク。

理解してくれそうな人、心を許せる人にだけ教えてきた、僕のなかの一番が居る。

多分、これはこの先も揺るがないと思う。

 

今日は気分がとても良いので、思い切って言ってしまおうと思う。

どうせ、読んでいる人も少ないし。

 

「『誰かが』のPVのときの大貫亜美

 

 

PUFFYを知らない人の為に説明すると、髪の長いほうです。

朝ごはんを作ってもらいたくなるほうです。

 

ありがとうございました。